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明見寺の歴史

成立

明見寺は大正13年(西暦1924年)、開山大僧都 田中盛忍阿闍梨によって建立されました。
盛忍阿闍梨についての詳しい記録は既に失われているため、彼がどのような人物であったのかは詳しく伝えられておりませんが
どうやらはじめから僧侶ではなかったようで、もともとは現在の明見寺檀家総代の祖父の弟だったようです。
盛忍阿闍梨が僧侶になったいきさつは不明ですが、どうやら彼は同じ佐世保にある『東嶽山 西光寺』という寺院で修行して僧侶になったそうです。
僧侶となった彼ははじめ、現在の佐世保市折橋町辺りに『折橋山 明見院』という小さな庵を設け、そこで祈願・祈祷などを行う拝み屋さんの様な事をしていたそうです。
その後大正13年、佐世保市横尾町に寺院を建立し、山号を『大聖山』寺号を『明見寺』と改めました。
さらに恐らくこの頃、真言宗智山派である『西光寺』で修行した盛忍阿闍梨は、今となっては理由は定かではありませんが、真言宗醍醐派に転派したようです。

旧明見寺
2003年撮影

盛忍阿闍梨遷化後

盛忍阿闍梨は、その後明見寺の第一世として日々法務をこなしていましたが、昭和32年12月に遷化(僧侶が亡くなる事)されました。
その後明見寺第二世に就任したのが、「龍峯阿闍梨」です。
龍峯阿闍梨は、もともと佐賀県武雄市にある『諏訪山 圓壽院』というお寺の和尚でしたが、醍醐寺での修行を終えた後しばらくの間醍醐寺に留まり、本山職員として仕事をしておりました。 もともと盛忍阿闍梨と親交があったわけではなかったようなのですが、盛忍阿闍梨亡き後縁あって長い間、明見寺の第二世を努めると同時に圓壽院の第八世を兼任しておりました。
龍峯阿闍梨は破天荒な人物だったようで、仏門に入る以前、特に若い頃はだいぶやんちゃな悪童だったようです。
僧侶になってからも、お酒とタバコが大好きで、亡くなる前に意識不明の状態になったときも、最後までお酒の入ったコップを握りしめていました。
ただ、その破天荒で飾らない性格がかえって壇信徒の方々に評判だったようで、随分慕われていたようです。

明見寺第三世 峰善阿闍梨

龍峯阿闍梨は長い間明見寺と圓壽院を兼任しておりましたが、龍峯阿闍梨の弟子であり実子の『峰善阿闍梨』が修行を終えると、圓壽院の住職に専念する形をとり、明見寺は峰善阿闍梨が継ぐことになりました。
明見寺第三世、峰善阿闍梨の誕生です。
峰善阿闍梨は明見寺の法務をこなす傍ら、佐世保仏教連合会の活動に積極的に参加したり、子供たちに武道を教えたりと、非常にアクティブな僧侶です。
今日定着している佐世保の精霊流しのイベントや花まつりのイベント等は佐世保仏教連合会が主となって行われている行事で、峰善阿闍梨は連合会が最も忙しかった時期に尽力した僧侶の一人であると思われています。
それ故壇信徒の方々のみならず、宗派を超えた佐世保の様々な寺院の方々にも評判が良いようで、明見寺の名前を広く佐世保に知らしめた人物でもあります。 峰善阿闍梨が明見寺第三世に就任して何年も経った頃、明見寺は老朽化及び諸事情により建物を取り壊す運びとなり、元あった場所から少し上った場所に移る事になりました。
平成15年の事です。
元々そこにあったほんの少しだけ大きめの民家を寺院に改装したそれが、現在の明見寺です。
改装中峰善和尚は、足しげく新明見寺に通い、自ら改装の際に出た木くずやゴミを掃除し、本尊や仏像、重たい石仏を一つずつ手で運び、新明見寺の完成に尽力しました。
のちに龍峯阿闍梨が遷化した後、圓壽院の第九世に就任し、現在は主に圓壽院の法務をこなす日々を送っております。

現 明見寺 看板

現 明見寺 本堂

現在

現在明見寺は、主に第四世 『法広阿闍梨』が主に法務を行っております。
法広阿闍梨は少々変わった経歴を持っていて、一度家を出た後十年近く京都で暮らしておりました。
その期間中、一年間醍醐寺にて修行を行い、真言宗の阿闍梨の位を授かりましたが、その後もしばらく京都に残り、僧侶ではなく普通に仕事をしておりました。
また、法広阿闍梨が家を出たきっかけは大学に通うためであったのですが、彼は大学でインド思想や哲学やインド宗教史など、今日の日本仏教とは全く違うものを学んだため、仏教に関して普通のお坊さん方とはずいぶん違うものの考え方をするようになりました。
とはいえ勿論修行中は日本仏教についても学んだので、現在の法務については一通りの事はこなせますし、大体の質問にもお答えすることが可能です。
また、観点が普通のお坊さんと違う故に、壇信徒の方からの仏教に関する素朴な疑問にも専門的な言葉を使わずにお答えする事が出来、喜んでいただけているかと思われます。
ただ、何事も面白おかしく話そうとする癖があるので、ヘタにウケてしまうと読経より雑談の方が長くなってしまう事もしばしばなようです。
そんな法広阿闍梨ですが、峰善阿闍梨に倣い、佐世保仏教連合会に参加したり、毎年本山に顔を出したり、仏画を描いて本堂に飾ったりと、明見寺の発展を望みつつ法務を行っております。
現在明見寺は、小さいながらもアットホームで、仏様との距離が佐世保一近いお寺として、地域の方々に親しまれております。

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